本を読んでも頭に入らないのは障害やうつが原因?対策法も

person reading a book 能力開発
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どうもkoseiです。

皆さんは本を読んでも頭に入らないといった悩みを抱えていませんか?

実は私も年に50冊ほど読むくらい読書が好きだったんですが、ある時から急に頭に入らなくなり、とても悲しくなった経験があります。

今回はそんな悩みを解決するために、本を読んでも頭に入らない原因とその対策法を解説したいと思います。

自分なりに頭に入らない原因を調べ対策をした結果、今は問題なく頭に入ってくるようになりました。

本の内容が頭に入ってくるようになれば、読書もより一層楽しくなりますよ。

早速見ていきましょう。

本を読んでも頭に入らない原因

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本を読んでも頭に入らない原因として私が調べたところ以下が見つかりました。

  • 本の内容に興味を持っていない
  • 前提となる知識が足りない
  • 集中できない環境にいる
  • ワーキングメモリが弱い
  • 心配事がある
  • 睡眠不足

以上の内容について解説していきます。

本を読む目的がはっきりしていない

まず本が頭に入らない原因の一つとして挙げられるのは、本を読んで何を学びたいか、何を得たいかということがはっきりしていないということです。

脳はできるだけ省エネをしようとするため、自分にとって重要なこと以外にはあまり集中しません。

例えば、あなたが読書法に関する本を読むとします。そのとき、早く本を読めるようになりたい、本の内容を記憶に残したいなど目的がないと、脳はどの部分を集中して読むべきかわからなくなり、混乱してしまうのです。

そのため、本を読む目的がはっきりしていないと、頭に入らなくなってしまうのです。

前提となる知識が足りない

次に原因として挙げられるのは、「前提となる知識が足りない」です

なぜなら、脳は理解できないものは自分にとって重要でないと判断し、興味を失わせるからです。

例えば、本の中に出てくるいくつかの単語の意味が分からないときに、何を言っているのか分からないとなった経験があると思います。

つまり、前提となる知識が無いと何を言っているかわからず頭に入ってこないのです。

集中できない環境にいる

次にあげるのは「集中できない環境にいる」です。

脳は基本構造として一度に一つのことにしか集中できません。

テレビや騒音、SNSの通知など集中を途切れ指すものがあると、脳はそのことに気を取られてしまい、読んでいるつもりになっても頭に入ってこないという状況に陥ってしまうのです。

このように、集中できない環境にいると脳が他のことに気を取られて、読書内容頭に入ってこなくなってしまうのです。

ワーキングメモリが弱い

次は「ワーキングメモリが弱い」です。

ワーキングメモリは以前の記事でも紹介しましたが、簡単に言うと、脳が情報を一時的に保存して処理する機能だと思ってくれたらいいです。

このワーキングメモリが弱くなると、脳に入ってくる情報をうまく保存・処理できなくなるので、読んだ内容が頭に入ってこなくなるのです。

また、ワーキングメモリの弱さがADHDやディスレクシア(読字障害)などの発達障害にも関わっていることが分かっています。

その理由として、ワーキングメモリが弱いと、言語情報を一時的に脳内に保存することが難しくなるためだといわれています。

そのため、ワーキングメモリの弱さが頭に入ってこない原因の一つであるといえるのです。

心配事がある

心配事があると、本の内容は頭に入ってこなくなります。

脳は心配事を頭の中で反芻(何度も繰り返す)してしまう傾向があり、脳が使える思考力を心配事に取られてしまうためです。

例えば1週間後に大事なプレゼンがあり、そのプレゼンが上手くできるかなどの不安があるとします。そんな時に何かほかのことをしていても、気づいたらそのプレゼンについて何度も考えていて集中できていなかった経験が皆さんにもあると思います。

このように心配事があると脳がそのことに集中してしまうため、本の内容が頭に入ってこなくなるのです。

睡眠不足

睡眠不足も本の内容が頭に入らなくなる原因の一つです。

睡眠の機能の一つに、脳内の老廃物を排出させるというものがあります。

睡眠不足になり、脳内に老廃物がたまると認知機能が低下することが分かっているのです。

そして認知機能が低下すると、情報処理がうまくできなくなり本を読んでも頭に入らなくなってしまうのです

本を読んでも頭に入らないときの対策法

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ここまで本の内容が頭に入らない原因を紹介してきました。

ではそれらの原因に対しどのような対策が考えられるでしょうか。

私が考えたのは

  • 本を読む目的を明確にする
  • 自分に合ったレベルの本から読む
  • 読書環境を整える
  • ワーキングメモリを鍛える
  • 配事を書き出す
  • 一度寝てから読む

という6つです。

早速それらについて見ていきましょう。

本を読む目的を明確にする

まず一つ目は「本を読む目的を明確にする」です。

本を読む目的を明確にすることで、より書いてある内容に集中できるようになるからです。

具体的には

  1. 本を読む際にその本の表紙・目次などから、その本からどのような知識が得られるかを想像する
  2. その中で自分がどのような知識を得たいかを考える
  3. そこに関連するところから読んでみる。

という手順です。

この時ステップ2でどのような知識を得たいかを紙に書き出した方がより集中できるのでおすすめです。

このように読書をする目的を明確にすることで、本の内容がより頭に残るようになります。

自分に合ったレベルの本から読む

次は「自分に合ったレベルの本を読む」です。

自分に合ったレベルの本を読むと理解ができるので、より集中ができるようになります。

例としては、経済学を学びたいと思ったときに、経済学の教科書のようなものから読むのではなく経済学の入門書から始めてみるなどがお勧めです。

このように自分に合ったレベルの本を読むことで理解が進み集中力を維持することができるので、本の内容がより頭に入ってくる可能性があります。

読書環境を整える

次は「読書環境を整える」です。

読書環境がひどいと、ほかのことに気を取られて、読書に集中できなくなるからです。

人間の集中は途切れるともう一度集中しなおすのに約20分ほどかかるそうなので、SNSの通知など気を取られるものがあると集中が続かず、読んだことが頭に入らなくなるのです。

具体的な対策としては

  • 携帯を機内モードにする
  • 読書に関係ないものは、目につかないところにしまう
  • イヤホンなどで環境音やBGMなどを流す。

が考えられます。

最後のBGMを聴くことに関してですが、個人的にlofiのプレイリストなどはとても集中できます。

ただし、歌詞付きの音楽は集中力を妨げてしまうことがわかっているので注意してください。

環境を整えることで、集中がより長く続くので、読書内容も頭に入りやすくなります。

ワーキングメモリを鍛える・改善する

続いてワーキングメモリを鍛えるです。

ワーキングメモリには情報を処理する機能があります。

なのでワーキングメモリを鍛えることで本の内容を処理する力が向上し、より頭に入ってくるようになるのです。

ワーキングメモリの鍛え方や改善方法としては

  • デュアルNバック課題をする
  • 数独をする
  • ワーキングメモリに効く栄養を取る
  • 質・量ともに良い睡眠をとる
  • 外で自然と触れ合う

があります。

詳しくは以前書いた2つの記事があるのでぜひご覧になってください。

このようにワーキングメモリを鍛える、または改善することによって読書内容が頭に残るようになります。

心配事を書き出す

もし心配事に気を取られてしまうことが多いという方の場合は心配事を書き出すことをおすすめします。

お勧めなのがエクスプレッシブライティングという方法で、15分程度の間、自分の考えることや感情を思うままにノートなどに書きだすというものです。

エクスプレッシブライティングに関する研究では、反芻思考(心配事を繰り返し考えてしまう事)を和らげることや、他にも仕事・人生の満足度を上げるといった効果が確認されています。

このように頭の中にある心配事を書き出すことで、その心配事に圧倒されることなく余裕をもって読書に集中できるようになり、より読書内容が頭に入ってくるようになるのです。

一度寝てから読む

睡眠不足もしくは眠気を感じている人は一度寝ることをお勧めします。

前述した通り睡眠不足は脳の老廃物を蓄積させ、処理能力を低下させることが分かっているからです。

また、夜十分に寝れないという方には、パワーナップと呼ばれる20分ほどの昼寝をお勧めします。

NASAの研究によるとパワーナップを取ることによって認知能力が34%上昇し、注意力に至っては54%も向上することが分かっているのです。

ですのでどうしても頭に入らないというときは睡眠を改善することや一度昼寝をすることで、認知・注意能力が改善し本の内容がより頭に入るようになるかもしれません。

まとめ

以上今回は本の内容が頭に入らない原因とその対策法について6つずつ紹介させていただきました。

原因については

  • 本の内容に興味を持っていない
  • 前提となる知識が足りない
  • 集中できない環境にいる
  • ワーキングメモリが弱い
  • 心配事がある
  • 睡眠不足

を紹介しその対策として

  • 本を読む目的を明確にする
  • 自分に合ったレベルの本から読む
  • 読書環境を整える
  • ワーキングメモリを鍛える
  • 心配事を書き出す
  • 一度寝てから読む

を紹介させていただきました。

また、本が長くて集中がもたないという方には、Flierという要約サービスを使うことも強くお勧めします。

要点を中心に簡潔にまとめてくれているので、時間の短縮にもなります。

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好きだった読書が頭に入らなくなり読書が楽しめなくなるのは辛いですよね。

この記事を読んで一人でも多くの人の悩みが解決できれば嬉しいです。

読んでいただきありがとうございました。

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