記憶力がやばい人必見。記憶の仕組みと効率よく記憶するコツ

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皆さんは

  • 記憶力が低くて勉強内容が頭に残らない
  • 勉強したことを簡単に記憶に残したい

といった悩みを抱えていないでしょうか。

そこで今回は、記憶の仕組みと、その仕組みを利用した記憶のコツについて解説したいと思います。

この記事を読めば

  • 記憶の仕組みを理解する
  • 効率よく長期記憶するコツを知る

ことができます。

根拠として筆者は今回ご紹介するコツを使って、独学で国公立大学に受かった経験があります。

早速見ていきましょう!

記憶はどのようにして長期記憶になるの?

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重要な情報ほど長く記憶される

そもそも、どのような記憶が長期にわたって保存されるのでしょうか。

結論から言うと記憶は重要度が高いほど、長期にわたって記憶されます。

その理由として、原始時代から人は、生活するうえで重要な情報を長く覚えていられるほうがより多く生き残ってきたからだと考えられています。

長さによって違う記憶の種類

また、記憶はその長さによって感覚記憶、短期記憶、長期記憶の3つに分けられています。

感覚記憶とは、味、匂いなど五感で感じられた感覚的な記憶のことです。感覚記憶は0.1ー0.5秒と非常に短い時間しか残りません。

短期記憶とは、感覚記憶のうち重要な情報が、脳の海馬という場所に送られたものです。短期記憶では数十秒間記憶されます。

長期記憶とは、短期記憶の中でも海馬に重要度が高いと判断されたものが大脳皮質に送られたものです。長期記憶はその名の通り1か月を超す長期間にわたって残りつづけます。

このように情報の重要度が高くなればなるほど、長く記憶に残りやすいのです。

効率よく長期記憶に残すコツ

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ここまでで

  • 重要度の高い情報がより長く記憶される

ということを説明しました。

つまり記憶するコツは脳に情報を重要だと認識させればいいということになります。

では脳は、何を基準にその記憶を重要だと認識するのでしょうか、その答えは

  • 感情を動かされる
  • 自分が知っている情報と結びつけられる
  • 何度も繰り返されたもの

の3つです。

それぞれについて、詳しく解説します。

感情と結びつける

脳は感情と結びついた記憶は重要だと認識します。

なぜなら、原始時代から人間は危険な場所には恐怖、食料がある場所には喜びなど感情によって記憶してきたからです。

例えばあなたも、告白が成功して嬉しかった時や、悪口を言われてとても傷ついたことなどは鮮明に覚えているとおもいます。

ですので勉強していて面白いと思ったら面白い!、びっくりしたらびっくり!など少しオーバー目にリアクションをしてみるとより記憶に残りやすくなります。

自分が知っている情報と結びつける

脳は自分が知っている情報と結びつけられる記憶は重要だと認識します。

そんなテクニックの一つに場所法と呼ばれるものがあります。

場所法とは自分の見慣れた風景に覚えたいものをイメージで置いていく記憶法です。

例えば、歴史を覚えたい時には歴史の出来事のイメージを、普段使っている道に順番に置いていきます。

例として「新石器革命により農耕牧畜が始まり、長江流域で稲作が栄えた」ということを覚えたいとします。

その場合、石を持った人類が農耕牧畜をしている姿や、長い川の近くで稲作をしている姿を見慣れた風景に足し合わせてイメージするのです。

こうすることで見慣れた風景を思い浮かべれば、そこに置いたイメージも一緒に思いだされるようになるのです。

この時、そのイメージが面白おかしいほうが感情とも結びついて、より記憶されるようになるのでおすすめです。

何度も繰り返される

脳は何度も繰り返されたことも重要だと認識します。つまり復習が大事だということです。

ただし、覚えているうちに復習するのはあまり意味がなく、忘れかけたころに復習するのが一番効率が良いです。

忘れかかったころというのは、思い出せそうで思い出せないタイミングのことです。

目安としては、何かを学んだ後、忘れかけになる1週間後、最初に学んでから1か月後と1か月の間に3回にわたって復習するといいそうです。

まとめ

今回は、記憶の仕組みと、その仕組みを利用した長期記憶のコツについて解説しました。

まず前半で脳にとって重要な記憶ほど長く記憶されることを説明しました。

そして、脳に重要だと思う3つの条件として

  • 感情が動かされる
  • 自分の知っているものと結びつく
  • 何度も繰り返される

ということをご紹介し、具体的な方法としては、

  • 勉強内容にオーバー目にリアクションする
  • 場所法という見慣れた風景にイメージを置いていく記憶法を使う
  • 学んでから1週間後と1か月後に復習し1か月の間に計3回学ぶ

ということをご紹介しました。

また、記憶についてもっと知りたいという方は、下の本がとても参考になったのでぜひチェックしてみてください。

この本の著者は脳科学の知識を使って、東大に2回合格されたという派手な経歴を持つ方で、科学的な勉強法を紹介されています。

この記事があなたのさらなる学習の助けになれば幸いです。

参考文献

福井一成(2018),東大に2回合格した医者が教える 脳を一番効率よく使う勉強法,KADOKAWA

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